消費者の「理解」を得るのが難しい今の時代、御社の商品・サービスのコミュニケーションは、エンタメやバズに逃げていませんか?ここでは、消費者に「理解」してもらうことを諦めないコミュニケーションを実践している企業の実例を紹介します。
ターゲットの理解度
各事例には、「ターゲットの理解度」を表す図を添えています。商品・サービスを「理解」するためには、「興味」と「知識」を持ってもらう必要があるとの観点から、各事例の商品・サービスの一般的な理解度がどこにあるのかを図示しました。ご自身の担当する商品・サービスがどれに近いか、照らし合わせてみてください。
TOTO「セフィオンテクト」
ベネフィットを下支えする根拠をわかりやすく伝える

日常生活に不可欠でありながら、普段、意識することがほとんどない商品――トイレは、間違いなくその一例だろう。しかし、自宅のリモデル(リフォーム)を検討するタイミングになれば、話は別。複数のメーカーがある中、一体どれを選べばよいのか、初めてトイレのことを調べる人も多い。
これを自社商品の特長を理解してもらうチャンスと、TOTOは今秋、新しいコミュニケーションをスタートする。全国101カ所のショールームに、同社の防汚技術「セフィオンテクト」の機能を訴求する『体験型』ツールを一斉に設置するのだ。「ショールームには、リモデルを検討中で、『我が家に最適なトイレを選ぼう』という意思を持った、能動的お客さまが多数いらっしゃいます。そうしたお客さまに、当社独自の技術を改めて知っていただき …
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