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人工知能、広告界と予測。

AIの広告実務での活用、注意すべきこととは?

井原 渉(AI TOKYO LAB)

広告界は「可視化しづらいものを、可視化できない」で片づけてきたのではないか、と指摘する井原渉氏。AIを用いたデータ解析のプロである、井原氏が見た、広告実務の変革の可能性とは。

AIという言葉に定義はない!?

図表1 マーケティングPDCA高速化におけるAIの活用ケース

最近、AIという言葉が多くのメディアに登場するようになり、注目されている方が多いと思います。では、AIとは何なのでしょうか。実は、その確立された定義はまだ存在していないのです。

私は、AIとはITなどとよく似た表現なのではないかと考えています。例えば「PCってITですか?」と問われたら、「それはITです」という答えが返ってくると思います。しかしITに関わるものの中には、すぐに「それはITです」と答えづらいものも多く存在していると思います。AIの定義があいまいなのも、これと同様で明確な線引きが難しいのです。

ちなみに私自身は認識・学習・応用(適用)という3つの機能を持つものをAIと捉えています。例えば、私たちは大規模なWebサイトの文言を自動校正するシステムを開発しましたが、これはテキストデータを「認識」し、誤植を見つける「適用」をする。さらに学習能力を持っているので、誤植を認識させれば次は、その誤植を「適用」によって、自動で発見できるようになる。これまでの統計解析と大きく異なるのが特に、この「学習」という機能にあると思います。

近年、「AI」を謳った商品・サービスを多く目にしますが、よく見ると学習機能を有していないものまでAIと呼んでいるものが増えています。AIがバズワード化しつつあることで …

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