電通、「アコーダント・メディア社」の株式100%取得で合意
電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、米国のオーディエンスデータ・マネジメント会社「Accordant Media,LLC(アコーダント・メディア社)」を子会社化した。
アコーダント・メディア社は、2010年に設立。運用型デジタル広告の最適化を自動的に行うビジネスに強みを持っている。同社独自のオーディエンス・ターゲティング・システムとして、顧客企業が保有するデータや、同社に集積された各社データ、外部データの3つを統合する機能を有しており、ディスプレー・モバイル・動画・SNS・Eメールなど各種デジタル媒体における運用型広告のクロスチャネル化を効率的に行うことができる。
効果分析や検証を行うプラットフォームに関しては、24時間いつでも結果報告が可能だという。
電通イージス・ネットワークは、今回の子会社化により、今後アコーダント・メディア社のオーディエンス・ターゲティング・システムを、トレーディングデスク・サービスを提供しているAmnet(アムネット)と統合させ、米国に展開するグループ各社と連携しながらシナジーの創出を目指す、としている。
ビックデータを活用したメディアサービスを開始
博報堂DYデジタル、博報堂DYメディアパートナーズ、シナラシステムズジャパンは共同で、パートナー事業者が保有するビッグデータを活用したメディアサービスの開発を開始する。
これまで、行動データを活用した広告配信は少量な上に、断片的なデータを主に活用していたため、生活者のリアルライフを推計した上でターゲティングを行い、広告を配信することには限界があった。シナラの提供するデータ仲介プラットフォームに参画しているパートナー事業者の匿名化処理を施したビックデータを活用することにより、生活者の行動を推計することができ、高度なターゲティングを行った上での広告配信が可能となる。
第一弾は、匿名化処理を十分に施した行動データを基に、テレビCMに接触しにくい層と、接触しやすい層を推定し、それぞれの層にターゲティングを行う。その上で広告を配信することができるサービスを提供する。
今後、GPS・WiFi・iBeaconなどのセンサー情報や過去の行動経歴などに基づいて配信する情報の変更や、屋外情報配信プラットフォームを活用し、屋外広告や交通広告と連携したメディアサービスを開発する予定だという。
国内初AI搭載EC運営支援システム「バンブーシュート」提供開始
マージェリックは9月5日、AIを活用したネットショップ運営支援システム「bambooshoot(バンブーシュート)」の無料提供を国内で初めて開始した。これにより …