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広告ビジネスを変える!? ベンチャー企業の挑戦

ディープラーニングを核にIoT、ビッグデータ、人工知能でイノベーション目指す

ABEJA

ABEJAのオフィス内にて撮影。

米国滞在中に刺激受け起業を決意

近年、広告界からも注目を集める人工知能。ディープラーニング(深層学習)という人工知能にブレークスルーをもたらしたテクノロジーの進展により、ビジネスの現場での実用に大きな期待が寄せられる。

ディープラーニングとは、人間の脳内ニューロンから着想を得た機械学習技術。ここに着眼し、ディープラーニングを中心とした人工知能の研究開発を行い、その技術を持って産業構造の変革をサポートするのがABEJA(アベジャ)だ。

ABEJAの創業は2012年9月。代表取締役社長CEOの岡田陽介氏は前職時代に米国・シリコンバレーに滞在していた。「ちょうど2012年ぐらいのタイミングで、ディープラーニングという人工知能にブレークスルーをもたらしたテクノロジーの活用が本格化し、大きな盛り上がりを見せていた。GoogleやFacebookのエンジニアたちと話をしていると、その市場の可能性を強く感じた」。

しかしながら、当時日本ではまだ、ディープラーニングに着眼した事業を展開している企業は1社もない状況だった。「チャンスというより世界的に見れば日本の危機だと感じた。そして誰もやっていないなら自分でやろう」と岡田氏は起業を決意。その準備に向け、日本への帰国の途についた。

リアル店舗のデータを収集・解析・可視化

しかし起業後すぐの事業展開を優先せず、2年ほどひたすら研究開発を続けていた。「ディープラーニングにできること、できないことを徹底的に探るための研究を続けた。その上で、ディープラーニングにできることを、どうビジネスにつなげるか。企業を訪問し、実際にこのテクノロジーをこの産業界に適用したらどのようなインパクトが起こるか、ディスカッションを重ねた」という。

ディープラーニングにできること、それは画像認識技術と直近の未来予測だ。特に画像認識技術に関しては過去に比べて精度が向上。2011年にはエラー率が26%だったが、2013年には5%に。2015年には認識精度は人間を超え、人間よりも正確になっているという。

この特性からまずは、インストアアナリティクスに市場性を見出し、2015年10月、ディープラーニングを活用して ...

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