ブランドマネージャー一斉アンケート―味の素ゼネラルフーヅ・赤城乳業・伊藤園
商品開発からコミュニケーション戦略まで幅広く手掛けるブランドマネージャー。今号では、新規ブランドからロングセラーブランドまで、有力企業43社のブランド担当者にアンケートを実施した。彼らが現在注目しているメディアや消費トレンドを知ることで今後のブランド戦略のあり方を探る。
ブランドマネージャー40名に聞く 課題を打ち破ったアイデア&戦術
50周年を迎えブランドを再定義
今年は、キリ誕生50周年の年でもあり、ブランドを再定義する取り組みをしました。その結果、キリが「自分へのちょっとしたご褒美」になる、という感情的ベネフィットを導き出し、キャンペーンの中核に据えて展開。スイーツやカフェといった、チーズを超えた「ご褒美」ブランドとして大勢の方に楽しんでいただきました。
デジタルメディア、特に写真を使ったSNSの活用に注目しています。食品は特に写真とSNS拡散との相性が良いと感じています。消費者の方が自発的に写真を拡散したくなるような仕掛けを用意することで、さらに多くの方にも写真での疑似体験を通してブランド接触していただけるという2次的3次的な効果が期待できると思います。
忙しい日々を送る女性にこそ、そのひと時を大切にしてほしいとのメッセージが込められている。
消費者の選択肢も大きく広がる今、「キリ」ならではの変わらぬおいしさをもっと多くの方に伝えながら、いかに日本の市場に合う新商品をタイムリーに導入していくかも今後の課題です。
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中高生をターゲットにテレビCMでブランド構築
「がぶ飲み」ブランドは、メインターゲットである中高生にとってうれしい“大容量×甘さ×フレーバー”をコンセプトに、展開しています。日常のちょっと面白い出来事を「がぶ飲みしたいとき~」と絶叫するテレビCMからスタートした、思わずクスっとしてしまう、愛らしいやんちゃな感じこそが、構築してきたブランドの世界観です。
嗜好品においては、テレビCMの影響が強いとは思いますが …