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マーケターのための事業構想

変化を続ける筆記具メーカー、成長のカギは「アナログ」にあり

液体墨や筆ぺんなどの商品で知られる筆記具メーカー、呉竹。筆や墨の開発で培った技術を応用し、近年はアート&クラフト市場や、産業用途商品でも業績を伸ばす。そのインベーションの原動力はどこにあるのか。

液体墨「墨滴」や「筆ぺん」は、時代の変化をうまく捉えて開発し、ヒットした製品だ。

呉竹は、明治35年(1902年)に墨造りを家業として奈良県で創業。戦後には液体墨や筆ぺんなどをヒットさせ、現在は書道用品を中心に、幅広い筆記具を製造・販売している。

「もとは大手製墨業者の下請けを行っていました。事業のすべてが元請けに左右される状況のなか、『何か新しいことをしなければ』という思いは、創業当時から持ち続けていました」と、呉竹の綿谷昌訓代表取締役社長。…

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