「育休取れますか?」広告マスコミ界の男性育休事情2016
実際にどれぐらいの人が育児休暇を取得しているのでしょうか?編集部では、広告・マスコミ・企業の宣伝広告関連組織で働く方々に「育児休暇に関するアンケート調査」を実施しました。
広告・マスコミ界「夫の育休とれますか?」
広告業界で働きながら、育児にも力を注いでいる方々に、いま、直面しているリアルな現実を話し合っていただきました。
近藤▶ 所属部署では、デジタルマーケティングにおけるデータ分析を担当しています。私と妻は共働きで、妻は都内の通信販売会社にて時短勤務していおり、3歳と1歳の2人の子どもがいます。我が家のスタンスは「すべてシェアすること」。今は、保育園への朝の送りは私、夕方の迎えは妻。夕食の準備は私、朝食は妻が担当というように大まかな役割が分かれています。なので、毎日定時の18時に帰宅の途につき夕食の準備をしています。
川上▶ 私の所属している会社は、オグルヴィグループの中でPRを担当していて、所属部署では企業の広報・コミュニケーションをサポートしています。昨年の8月に第一子が生まれ、妻とは共働きですが、保育園の延長保育がないので、妻が時短で勤務しています。妻の方が早く帰宅できるので、保育園の迎えは妻、朝の送りは私がします、その点は近藤さんと一緒ですね。
近藤▶ 多いですよね。私が通っている保育園も朝の送りはほとんど男性。共働きの場合女性の方が時短という形をとるケースが圧倒的に多いので、夕方の迎えは妻がして、代わりに朝は夫が担当することになるようです。
川上▶ 近藤さんと比べたら私は到底、育児・家事ともにできていません。妻が料理や家事をしている間、子どもの世話をしているくらいです…。ただ、子どもが生まれてからは、とにかく早く帰るように心掛けています。自分の勤務形態には大きな変化はないですが、仕事の進め方が変わりました。例えば保育園の送りをするので、以前のように前日にやり残した仕事を翌日朝出勤して片付けるということは難しくなりました。だからこそ …