複数デバイスを使うユーザー行動を捉える
東京オフィスの様子。日本での事業は2014年から。
PCにスマートフォン、タブレットと私たちが日常で接するデバイスは多岐に渡る。メディアの多様化だけでなくデバイスの多様化も近年の傾向である。2台以上のデバイスを保有する、マルチデバイスユーザーを対象にアジア・太平洋地域の10カ国、11地域で実施した調査では平均して51%のデバイスユーザーが3台以上のデバイスを利用しているという結果が出ている。「その中でも日本のマルチデバイスユーザーにおいては3台以上利用する割合が、3分の2以上と他の国に比べて高い結果となった」と話すのは、Appier (エイピア)のChief Revenue officerである、ファブリチオ・カルソ氏。
エイピアは人工知能の研究をしてきた研究者によって2012年、台湾で設立された会社だ。2014年には東京にオフィスを構え、日本でも活動をしている。
ファブリチオ・カルソ氏は、5月末に東京で開催された「アドバタイジングウィーク・アジア」に合わせ来日。通常は、シンガポールのオフィスに在籍している。エイピアはマルチデバイス環境下において …
あと80%