商品リニューアルを実施、改めて訴求する本質的価値の伝え方
1993年の発売以来、時代や市場の変化に合わせて、パッケージや中味を変化させてきた『アサヒ 十六茶』。今年2月に商品リニューアルを行い、さらに6月に「十六茶」初の地域限定品「ご当地素材ブレンド」を発売するという新たな展開を発表した。
ロングセラー商品の活性化アイデア
100年以上の歴史を持つ『ニベアクリーム』の売り上げが、ここ数年好調だ。きっかけは、2013年に端を発したネット上の口コミ。しかし、口コミは一過性のもので、ブランド側にはコントロールできない。どのようにして口コミと向き合い、売り上げを伸ばしているのか。
100年以上の歴史を持つ「ニベアクリーム」。累計で2億個を売り上げているロングセラー商品だ。
誕生から100年以上、累計2億個を売り上げたロングセラー商品『ニベアクリーム』が、ここ数年、再ブレイクを果たしたと言っても過言ではないほど好調な売上を推移している。そのきっかけは、2013年。ネットでの口コミが急激に増えたことだという。
2010年、あるテレビ番組で紹介された「保湿クリームを顔に塗るスキンケア法」。番組内では『ニベア』の商品名は出されていないが、若年層を中心に、ネット上で『ニベアクリーム』を顔に使用したスキンケアの口コミが拡がっていった。さらに、“とある高級クリームと成分が似ているらしい”と口コミが加わり、SNSやブログで拡散されていく。
口コミ発信の中心となったのは …