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宣伝部門の組織と実態2016

有力企業に聞く、2016年の戦略(2)

宣伝関連部門の今年の注力領域や、組織づくりに関する考え方を聞いたアンケートへの回答を一覧で紹介する。回答項目は、
(A)2016年に注力したい施策・領域(最大3つまで)、
(B)マーケティング・コミュニケーションに関する現状の課題や今後の展望、
(C)広告宣伝費の増減見込み、
(D)特に注目している媒体(最大3つまで)、
(E)管轄業務と担当人数配分、
(F)部員数と平均所属年数、
(G)宣伝部門に求められている機能・役割。

カルビー
売上と利益への貢献を追求する

当社における宣伝部門のミッションは、ズバリ売上と利益への貢献です。消費者とのコミュニケーションはもちろん、その最大の接点となる取引先さま、そしてそこに至る社内営業部門との連携強化により、施策の売上/利益への寄与の最大化を目指しています。

今年注力したい施策・領域

  • 営業(販売・店頭)部門との連携
  • 商品開発部門(事業部門)
  • メディアの効率的なプランニング・バイイング

広告予算の増減

  • 前年同様

注目の媒体

  • テレビ(BS・CS)
  • 交通広告
  • Web(スマートフォン向け)

管轄業務と担当人数配分

部門人数と平均所属年

  • 部門人数:5人
  • 平均所属年数:3年

宣伝部に求められている役割・機能

環境変化に絶えずアンテナを張りながら、新たなコミュニケーションアクションにチャレンジし、その有効性を絶えず検証して、ノウハウを組織として蓄積していくこと。

カルビー マーケティング本部 コミュニケーション部 部長
山村 眞(やまむら・まこと)

広告会社で営業担当、営業部長、営業局長として勤務の後、カルビー入社。Jagabeeブランドマネージャー、Jagabee事業部部長を経て現職。

キリンビール
個々の商品ブランドの価値を企業価値につなげていく

個々の商品ブランドの魅力をきちんとお客さまにお伝えし、その結果、KIRINという企業ブランドのファンになっていただくことに主軸を置いています。端的に言うとKIRINは「いいもので、いいことをつくる」企業というイメージを獲得していきたいと考えています。

今年注力したい施策・領域

  • 企業のブランド価値を向上させること
  • 商品の売上を宣伝施策で高めること
  • 継続的な購買の促進(リテンション、リピーター獲得施策)

広告予算の増減

  • 前年同様

注目の媒体

  • ラジオ
  • Web(スマートフォン向け)
  • SNS(Twitter、Facebook等)

管轄業務と担当人数配分

部門人数と平均所属年

  • 部門人数:12人
  • 平均所属年数:回答不可

宣伝部に求められている役割・機能

お客さまのインサイトをきちんと捉え、同じ意味合いのメッセージでも媒体別の訴求方法(コピー含む)を最も適した内容にしていくことが求められている。

キリンビール マーケティング部 広告・SP担当 マネージャー 主幹
大野 知法(おおの・とものり)

1990年キリンビール入社、マーケティング担当7年、広報担当6年、営業担当12年。

クラレ
海外市場における企業ブランドの向上へ

この半年間で担当者が変更となったため、短期的にはまずは部内教育・人材育成を課題としています。中長期的には ...

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