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ラグビーボールが広告から飛んできた!?渋谷にアンビエント広告が出現

アサヒビール

広告クリエイティブには、「渋谷(道頓堀、栄、天神)のみんなを驚かせよう」というコピーを付加し、地域性を演出。

7年ぶりに新ブランドが誕生

アサヒビールは、新たなビールブランド「アサヒ ザ・ドリーム」を3月23日に発売。それに合わせて実施された広告プロモーションに注目が集まった。

プロモーションは、新商品の認知向上・購入喚起を目的に行われた。発売1週間前の3月16、17日の二日間にかけて渋谷マルイの壁面に広告キャラクターを務めるラグビープレーヤー・五郎丸歩選手のダイナミックなキックシーンを使用した巨大屋外広告を掲出。

その後、18日以降に広告の内容が、中で描かれていたラグビーボールの画像が消えたものに変わり、同時にマルイから約200メートル離れた渋谷パルコ前では地面に突き刺さった全長3メートルを超える巨大ラグビーボールと「アサヒ ザ・ドリーム」の巨大缶体を展示した。これにより、『五郎丸選手が蹴ったラグビーボールが広告を飛び出してパルコ前に落ちた!』という設定で、ボールの行方に注目を集める仕掛けとなった。

企画を担当した同社マーケティング本部の花田真志は、「当社では、新規メディア開発やメディアの技術革新を捉えることで、驚きがあり、お客さまに共感される広告展開に取り組むと共に、一律ではなく、『時間』『場所』『季節』などを捉え、お客さまの気持ちに合致する広告展開(クリエイティブ×メディア)を推進しています。今年はそうした取り組みを一層強化しており、今回、大型ビール新商品『アサヒ ザ・ドリーム』発売タイミングでもこうした企画を実施することになりました」と説明する。

テレビ CM「ティザーキック」篇

“納得感”にこだわった場所選定

企画実施にあたり一番難航したのが「場所探し」。アイデアは早い段階から生まれたものの、実施に適した場所がなかなか見つからず、東京では渋谷に行き着くまで、数十カ所に当たったという。巨大ラグビーボールと巨大缶体の設置場所から、必ず蹴り元の五郎丸選手が視認できる場所に配置することにこだわり、渋谷のパルコ前から、五郎丸選手の蹴っている場所(マルイ大幕広告)が、視認できるよう数多くロケハンを実施し …

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