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広告ビジネスを変える!? ベンチャー企業の挑戦

人工知能のさらに上をいく、自ら覚え、成長していく人工脳

SOINN

東京工業大学にある、SOINNのオフィス。

世界的に注目集まる人工知能

今年3月、人工知能が囲碁の試合でトップレベルのプロ棋士に勝利し話題となった。急速な進歩を遂げ、世界的に注目が集まっている人工知能。そのさらに先を行く「人工脳」が日本にある。

2014年7月に設立されたSOINNは、学習型汎用人工知能「SOINN(ソイン)」を有するベンチャー企業。人工脳「SOINN」は感情を除く、多くの知的情報処理を担うことができる学習型の汎用人工知能。開発したのは、東京工業大学准教授であり、SOINNのCEOを務める長谷川修氏だ。

長谷川氏は、1993年に東京大学大学院で電子工学を専攻し、博士号(工学)を取得。その後、通商産業省(当時)の工業技術院 電子技術総合研究所に研究員として入所した。1999年に、アメリカカーネギーメロン大学のロボティクス研究所に客員研究員として参加。2000年に経済産業省の産業技術総合研究所の主任研究員、2002年からは東京工業大学 像情報工学研究所の准教授に。そして2014年にSOINNを設立した。

「子どもの頃からロボットが好きで、いつか自分でつくりたいと思っていた。機械工学と人工知能の研究を始めたのは12年ほど前。2002年に東京工業大学に来てから、これまでにない人工知能をつくろうと学生と一緒に研究を始めた」と長谷川氏は話す。

2006年に最初のプロトタイプができ、論文を発表。当時はビッグデータという言葉すら浸透しておらず、人工知能と言うと棋士と将棋の対戦をする際に、多様な打ち手をプログラミングしておくタイプが主流であった。「私たちは、これまでとは違う人工知能がつくりたかった。人間が日々色々なことを経験しながら、あらゆることを覚えていくような“ 人工脳”の開発を目指した」。そんな思いから、生まれたのが『SOINN』だ。

「最初は、なぜそんなものをつくるのか理解されずに苦労した」と長谷川氏。先に海外から引き合いがあり、やがて日本でも理解されるようになっていく。そして最近は ...

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