
ケースブック価値共創とマーケティング論
● 著者/村松潤一
● 発行所/同文舘出版
● 価格/2500円(税抜)
1年前の2015年3月に前編著『価値共創とマーケティング論』(同文舘出版)を出版した、広島大学大学院社会科学研究科の村松潤一教授。新刊は、その続編にあたるものだ。「マーケティング研究において価値共創をどのように考えるかを明らかにした前書に対して、本書は、製造業、小売業、サービス業における具体的な事例を体系的に示したものです」と村松氏。本書では、コマツ、エーザイ、オタフクソース、ハーレーダビッドソン、ネッツトヨタ南国、ヤオコー、島村楽器、アメリカン・ホーム・ダイレクト、大垣共立銀行、えちぜん鉄道、ホテル・ラ・スイート神戸、吉井旅館、USJなど、実に多くの事例を紹介している。
価値共創型企業システムのモデル化を試み、その有効性を検証した前書。それを引き継ぎ、「マーケティングの本質は、顧客の消費プロセスで行われる、企業と顧客の直接的な相互作用のなかで生み出される価値の創造にある」という仮説を …
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