『大学生のための役に立つ数学』
白田 由香利(著)、橋本隆子(著)、市川 収(著)、 鈴木桜子(著)
白田氏のお勧めの1冊。小説と数学が融合したような構成になっていて、住宅ローン、学力偏差値、リボ払いの仕組みなど、実生活のリアルな問題を数学で解いていく。数学の実用性を楽しく学べる。
ツールを使いこなすには原理の理解が重要に
会社の収益を数式で表す、金利の変動で会社の利潤がどのように変わるか数式化するなど、社会の実践的な問題を数学的手法で解いていく。それが学習院大学の白田由香利教授が担当する“経営数学”だ。現在の主な研究テーマは「Webデータの可視化」「ソーシャルメディア解析」。データマイニングツールによるソーシャルメディアの書き込みの解析から、時事問題に影響を受けた人々の消費行動の探究などを行う。
「データ解析ツールは、その原理を理解して初めて正しく使うことができ、その結果を信頼できるようになる。私のミッションは、ツールの原理を正しく、しかもどんな数学のレベルの人にも分かりやすく教えること。テキストマイニングツールなどを活用する企業も急増しているので …
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