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デジタル時代の新ブランド戦略

コカ・コーラの戦略に見る、消費者一人ひとりのブランド体験に「寄り添う」姿勢

日本コカ・コーラ

デジタルデバイスの普及により、「いつでもどこでも」情報を取得したり、友人・知人、あるいは見知らぬ誰かとコミュニケーションをとることができるようになった消費者。ブランドのコミュニケーションも、当然このスピード感に対応しなければならない中、日々の発言・行動の内容や姿勢は、どうあるべきなのか。

断片化の時代に必要な強固なブランドイメージ

1886年に発売し、世界200カ国で親しまれる「コカ・コーラ」ブランド。インターブランドが2015年10月に発表したブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2015」でもアップル、グーグルに次ぐ第3位にランクインし、炭酸飲料カテゴリーでは圧倒的なシェアを誇る、言わずと知れた世界的ブランドである。

そんなコカ・コーラは2016年、グローバルブランド戦略において新たなステージへと舵を切ることになった。日本コカ・コーラが1月20日に都内で行った記者発表会で発表した新ブランド戦略は、「ワンブランド戦略」。「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラライト」「コカ・コーラ ライフ」といった、これまでは独立したコミュニケーション活動を展開し、それぞれ異なるイメージを訴求してきた製品群を、一つのコカ・コーラブランドとして統合し、一括して訴求していくというものだ。

消費者の価値観やライフスタイルの多様化・複雑化が進む昨今。これに対応するために …

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