2016年度の収支予算
NHKは1月12日、2016年度の収支予算と事業計画を発表した。事業収入は堅調な受信料収入の伸びを受けて7016億円を計上。事業支出は6936億円で、8月のリオデジャネイロ オリンピック・パラリンピックや4K・8Kの推進を重点項目として挙げている。4K・8K試験放送には103億円を計上した。7000億円の大台を超える事業収入は初めてで、3年連続の黒字を見込む。ただ、子会社の横領やアナウンサーの逮捕など、このところ不祥事が相次ぎ、足元は大きく揺れている。
事業収入は2015年度予算比2.7%(185円)増を見込む。このうち95%以上を占める受信料収入は同2.3%(150億円)増の6758億円。公平負担に向けた取り組みをさらに徹底し、2015~2017年度の3カ年経営計画の目標どおり、支払率は78%とすることを掲げた。衛星契約割合も50%を目標とする。
事業支出は同2.5%(167億円)増の6936億円。このうち国内放送費が5.3%(162億円)増の3210億円と、増収分のほとんどを占める。
重点項目として揚げられるリオ五輪
4K・8Kの対応では、試験放送を開始する予定のため、チャンネル別予算に総合やBS1などと別建てで初めて表示し …
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