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新年の誓い、第1位は「痩せる」――米国の健康アプリ事情

松本泰輔

アメリカの医療費は高い。企業や個人で保険に加入していても、診察料だけでCopay(保険会社負担分を除く自己負担額)は35ドル(約4000円)もかかる。そのため、大きな病気や怪我などをしないための「予防」が、出費を防ぐ大きなカギとなる。また保険会社のほうも医療費を抑えるため、非喫煙者や標準体重をキープするなど健康に留意している人を優遇し、保険料を安くする傾向にある。

当然、健康維持・増進に対する意識も高まっており、モバイルデバイスユーザーの30%以上がフィットネス&ヘルス系アプリを利用し(『Mobile Health News』 2014年1月29日号)、2013年末から2014年6月末までに健康促進系アプリは62%増 というデータもある(モバイル調査分析会社・Flurry Analytics調べ)。ヘルス&フィットネス系アプリは現在10万件もあり、市場規模は40億ドル、そして2017年までに260億ドルまで成長すると予想されている(『Digital Trends』2014年12月11日号)。

元NFL選手監修の「FitStar」

「FitStar」
メイン画面にある「脚力:25分・249カロリー」「胸を鍛える:20分・208カロリー」などのトレーニング・コースから、好きなものを選択する。

元NFL選手のトニー・ゴンザレスが始めた「FitStar」 は、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせて目標を設定し、その達成に必要なフィットネスプログラムをカスタムメイドで作成することができるアプリ。最初に自分の身長・体重・年齢といった情報のほかに「何をしたいか」「どこを鍛えたいか」などの目的を入力すると、上半身や下半身の筋力トレーニング、体重を落とすためのエクササイズなど、さまざまなプログラムが提示される。そのなかで自分のレベルに合ったものを選択し、ビデオを見ながら一緒にエクササイズする。自宅のちょっとしたスペースがあれば気軽にエクササイズをできるのが売りだ。フィットネス以外にも「FitStar Yoga」もついているので、瞑想やリラクゼーションにも活用できる。

メニューは100種「Nike+ Training Club」

「Nike+ Training Club」
著名トレーナーによる100種類を超えるトレーニング・コースを提供。多彩なメニューを自在に組み合わせてエクササイズできるのが売り。

「Nike+ Training Club」 も「FitStar」と同様のアプリだが ...

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