2015年の企業広告の傾向から、2016年のソーシャルメディア動画広告の新潮流を、動画制作事業を手がけるCrevoの代表取締役である柴田憲佑氏が読み解く。
事例1
変化を始めた国内動画広告市場 これからのソーシャル動画広告
最近では国内企業でも、テレビCMの制作にあわせてWeb用の動画広告を別につくることが当たり前になってきました。しかし、Web用に制作したとしても、テレビCMと似たような内容では効果は望めません。大切なのは各メディアの特徴を理解したクリエイティブにすることです。
国内における動画広告の掲載先として、YouTubeや、Twitter、Facebook、Instagramといったソーシャルメディアも増えてきていますが、それぞれにうまく溶け込む手法はいずれも異なります。ユーザーがソーシャルメディアごとに求めているコンテンツを理解し、ユーザーが能動的にコンテンツを楽しめるようにクリエイティブを最適化することが重要なのです。
YouTube広告は「最初の3秒間でユーザーを捕まえる」
YouTubeの動画広告は、視聴開始から5秒後にスキップボタンが押せるようになっています。このスキップボタンを押させないためには、「最初の3秒間」でユーザーの気持ちをくすぐるフックをつくることが何よりも重要です。なぜなら4~5秒目には、視聴者の意識はすでにスキップボタンに移ってしまっているからです。
それでは、どうやってユーザーの気持ちを捕まえるのか …
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