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研究室訪問

激変する市場に対応するデジタル・エフェクチュエーション

神戸大学大学院 栗木 契

『エフェクチュエーション─市場創造の実効理論』
サラス・サラスバシー著、(翻訳)加護野忠男、高瀬進、吉田満梨

栗木氏のお勧めの1冊はインタビュー内でも言及しているサラス・サラスバシー著『エフェクチュエーション―市場創造の実効理論』(碩学叢書刊)だ。

直感で行動し素早く検証する

通常マーケティングと言えば市場環境のリサーチから始まるSTPマーケティングをさすが、はたして成功を収めた起業家は、こうした予測制御型のフレームワークを実行しているのだろうか。米国の研究者サラスバシーのアントレプレナー(起業家)研究によると、アントレプレナーシップで能力を発揮している熟達者には、予測して計画を立てて行動するタイプよりも、直感で動くタイプが多いことがわかった。神戸大学の栗木契氏は、こうしたサラスバシーの研究から生まれた概念「エフェクチュエーション(戦略直感)」が、特にデジタルの世界において有効ではないかと考え、デジタル・エフェクチュエーションの研究に取り組んでいる。

「市場環境の変化が目まぐるしい現在においては、商品ライフサイクルが非常に短くなっている。堅実にデータを積み上げ、科学的に検証して、ようやく問題が解明されても …

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