事業に貢献するIT ソリューションを開発
インターネットの登場以降、顧客の意識や行動を知るために活用できるデータの種類は各段に増えている。2005年に創業したアクティブコアも、この歩みに合わせるようにWebのアクセスログ解析ツールに始まり、広告効果のアトリビューション分析、さらにサイト内のレコメンドエンジンの開発、さらに現在ではプライベートDMPをはじめとするマーケティングプラットフォーム提供へと企業のデータ活用ニーズの変化に対応してきた。
創業者の山田賢治氏は、起業以前はパッケージベンダーでエンジニアとして仕事をしてきた経験を持つ。エンジニアとして企業に対するITシステム導入支援をする中で、「どれだけ優れた技術であっても、事業に貢献しないシステムに価値はない」「即、アクションにつなげられないデータ分析に意味はない」という想いを抱き、起業を決意したという。サイト内レコメンドなど、これまで開発してきた製品群は市場において後発組に属するケースが多かった。それでも市場から支持を得、事業を継続できた理由を山田氏は「分析を次のアクションにつなげることができ、日々の業務の中で活用できる点が支持されたのでは」と分析する。
業務に生かせる使いやすさを追求
現在、同社の社員の半数がエンジニア。DMPなどのシステム導入の際には、営業・コンサルタントの他にエンジニアの担当も付き、各社の日々の業務プロセスに沿ったシステム導入を支援する。
大量のデータを扱いながら、現場の担当者が日々の業務の意思決定に活用できる使いやすいソリューション。それが現在、提供するプライベートDMPなどマーケティングプラットフォームにも流れる同社の思想だ。「オンライン、オフラインを問わず、お客さまのニーズに合わせて統合したいデータベースのニーズに応えてきた。目指してきたのは、社内で分断しているデータを統合し、統計の専門家でなくとも日々のマーケティング業務に活かせるソリューション。最終的には …