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テレビCM×テクノロジーの変遷とこれからの活用法

吉羽一高(電通ブルー)

デジタルマーケターの中だけで議論されてきた感も強いアドテクノロジー。しかしマス広告、特にテレビCMとの連動など、組み合わせることでマス広告自体の効果・効率を高めることにもつながります。ここでは、マス広告の担当者も知っておきたい、デジタルテクノロジーについて解説します。

電通ブルー 代表取締役社長 吉羽一高氏
2007年電通入社。デザインワークからシステム仕様、事業計画策定などの役割を担いデジタルメディア領域を中心とした新規事業の立ち上げ、国内外メディアのグロースハックなどに従事。2014年10月電通ブルーを設立。同社代表取締役社長に就任。

デジタルとテレビのお互いの向き合い方

今年7月に、スマートテレビ向けコンテンツの制作を推進するHAROiD(ハロイド)への出資を電通も含めた数社が発表しましたが、私は本格的にテレビでのインタラクティブ(双方向)コンテンツ企画の実現を推進しようとする動きが強まっている状況と見ています。また、Netflixが日本上陸し、スマートフォンデバイスでの視聴だけでなくテレビのリモコンに専用ボタンが付くなど、テレビのデジタル化が外部プレイヤーによって強制的に進んでいっている状態でもあります。そうした中、急成長を続けるデジタルの広告手法がテレビの世界にどのように持ち込まれるのか。その未来を予測するには、まずはテレビとデジタル双方への向き合い方の変遷を知っておくことが良いのではないでしょうか。

2004年頃、デジタルサービスが伸びていく中、フューチャーフォンでコンテンツビジネスやECを展開していたプレイヤーが、CMやOOHといったマスの広告投下に積極的な時期がありました。しかしながらその結果、CMを流してもCV(コンバージョン)が悪く …

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