テクノロジーが人々のライフスタイル・価値観を変えたことに伴い、市場環境が変化する中、企業の課題は従来型の広告だけで解決することが難しくなってきている。このニーズに対応できるかどうかが、これからのエージェンシーの生命線になる。

Anomaly共同創業者のJohnny Vulcan 氏。グーグルとGoogle Glassを共同開発。
“CHANGE AGENCY”の3本柱
Anomaly

Anomalyの知財の一つ「Avec Eric」(料理番組)の撮影にも使われる社内キッチン。
デジタル時代の進展により、メディア環境も、人々の価値観・ライフスタイル・行動特性も大きく変化している。こうした中、クライアントの課題はコミュニケーションのみでは解決せず、例えば新商品の開発や新規ビジネスへの参入などを伴う社会に対する自社の提供価値の再定義、そしてそれに伴うリブランディングが必要になっている。これまでアドパートナーだったエージェンシーも、クライアントのビジネスに深くコミットするビジネスパートナーへと、カバー領域を広げていく必要に迫られている。
いち早く“脱・アドエージェンシー”を実現した企業の一つに、Anomalyがある。同社はTBWA\Worldwide、TBWA\Chiat\Dayのクリエイティブディレクターを中心に2004年に設立された独立系エージェンシーで、従来型の広告ビジネスの枠を超える“グロースハッカー”的なビジネスモデルは業界内外から注目を集め …
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