広告マーケティングの専門メディア

           

いま、必要とされるクリエイターの条件

YouTuberにInstagramer SNS時代のクリエイターと企業の関係

本門 功一郎 氏(コムニコ)

YouTuberやInstagrammerに代表される“セミプロ”“アマチュア”クリエイターの活躍がますます目立つようになってきた昨今。一般ユーザーに対して多大な影響力を持つ彼らの黎明期から現在に至るまでの流れや、彼らと協業することで企業にもたらされるメリットを解説する。

図 ダニエル・ウェリントン×Instagrammer

Instagrammerの保井氏(アカウント名:_tuck4)の投稿

一般ユーザーに多大な影響力を持つ“アマチュア”クリエイターが登場した背景には、「誰でも情報の発信者になれる」という「情報発信の民主化」が考えられる。初めに、情報発信がどのようにして生まれたのか振り返るところから始めたい。

情報発信の民主化

インターネットが生活者に普及する以前の情報発信は、テレビ・新聞・ラジオなど、限られた人・組織に与えられた特権であった。しかし、1990年代にはPCを中心とした端末が普及し、インターネット時代の幕開けとともに、情報発信の土台が形成されていく。

総務省によれば、1997年の日本のインターネット利用の人口比率は約9%だが、2002年には約57%を突破している。さらに2003年から2004年には国内でアメーバ、ライブドアなどの「ブログ」や「mixi」の登場によって、生活者の情報発信活動が徐々に活発化し、翌年の2005年には「食べログ」などをはじめとするCGM(Consumer Generated Media)が次々と誕生した。

この頃になると、芸能人や有識者以外でも、多くの読者やPVを持つブロガーが登場し始める。企業側も、彼らを「インターネット上で影響力のあるユーザー=インフルエンサー」として、自社の新サービスの発表会に招待したり、キャンペーンに参加してもらい、ブログ記事で取り上げてもらうなど、インフルエンサーを起用したマーケティング施策が流行した。

さらに、アメリカでは2005年にYouTubeが生まれ …

あと75%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

いま、必要とされるクリエイターの条件 の記事一覧

テレビCMとは異なる「スマホ広告コンテンツ」に必要な5つのクオリティ
マーケティングが変われば求められるクリエイターも変わる
五輪エンブレム問題から考えるネット時代の知財マネジメント―クラウドソーシング活用において、広告主企業が知っておきたい法的リスク
五輪エンブレム問題から考える ネット時代の知財マネジメント―コンテンツ制作における著作権・商標権侵害リスク対策のポイント
YouTuberにInstagramer SNS時代のクリエイターと企業の関係(この記事です)
クラウドソーシングで生まれる新しい「クリエイター」の仕事スタイル―(2)
クラウドソーシングで生まれる新しい「クリエイター」の仕事スタイル―(1)
広告界でも需要高まるクラウドソーシング 効果的な活用法と押さえておきたい留意点
変化に合わせて進化できるか!? データドリブン時代の新しいクリエイター像――オノダタカキ(STORYWRITER INC)
変化に合わせて進化できるか!? データドリブン時代の新しいクリエイター像――山田智久(博報堂アイ・スタジオ)
変化に合わせて進化できるか!? データドリブン時代の新しいクリエイター像(2)
変化に合わせて進化できるか!? データドリブン時代の新しいクリエイター像(1)
「僕たちの仕事は、どこへ向かうのか?」 SNS時代のクリエイターの仕事
デジタル時代、見直すべきは「表現」よりも「コミュニケーション設計」
従来型の“制作会社”には、満足できない!? デジタル活用注力企業7社匿名インタビュー

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する