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いま、必要とされるクリエイターの条件

変化に合わせて進化できるか!? データドリブン時代の新しいクリエイター像(2)

中川真仁(電通ブルー)

データドリブンマーケティングへの志向が高まる中、必然的にクリエイティブにもデータドリブンが求められるようになってきている。マインドセットのシフトはもちろん、臨機応変な対応、フットワークの軽さといった“時代に合わせた仕事スタイル”も求められており、これまでの広告制作業の“納品文化”のスタイルでは、クライアントの満足は得られない。いまの時代に求められるクリエイティブの機能とは?そして、クリエイターのあり方とは?

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Q1 クライアントが、クリエイティブ/クリエイターに求めることについて、近年変化していると感じていることはありますか?

よく言われることですが、「CMをつくってください」「プロモーションを考えてください」というような単純な依頼が減ってきています。全体のコミュニケーション設計ができるか否か、単発であればPR的にきちんと跳ねるかどうか、を意識されているクライアントが多いように感じます。また最新テクノロジーを使いたい、という意識のクライアントも増えてきていると思います。

Q2 現在のキャリアに至った経緯を教えてください。

さまざまなプロフェッショナルのいるスタートアップに、コピーライター/CMプランナー出自の自分が混ざることで、どういう変化を起こすことができるかな、という期待がありました。隣りにプロダクトデザイナーがいて、ふり向くとエンジニアがいる。検証スピードも早く、何よりもクライアントへの提案も幅が出ます。

Q3 広告会社の先輩クリエイターの方々と、ご自身の仕事のスタイル・考え方で圧倒的に違うな、と思うことはありますか。

「広告クリエイティブを信じすぎない」ことでしょうか。CMプランやアートディレクション …

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