TYO、広告制作K&Lを買収
海外事業と直接取引の拡大目指す

中国とインドに拠点を持つK&L。
広告コンテンツの戦略・企画・制作を手掛けるTYOは8月末、広告制作会社K&Lを買収すると発表した。海外事業の推進と、広告主企業との直接取引の拡大が目的。K&Lの第三者割当増資を引き受け、議決権ベースで68.0%を取得、連結子会社化する。
K & Lは中国とインドに拠点を持ち、グラフィックを主とした海外市場向けの広告制作に強みを持つ。広告制作実績としては、旭化成ホーム&プロダクツ サランラップの中国向けブランド「旭包鮮(シュウパオシェン)」や、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D 7000」などがある。2015年6月期売上高は14億9900万円。
TYOは2013年9月に発表した中期経営計画で、18年7月期での売上高500億円を掲げた。そのための柱として海外事業と直接取引を推進している。15年7月期の連結売上高は目標達成ペースに乗る見通しとなっている。海外事業では中計目標で売上40億円とし、14年8月にアジア戦略部を新設。今年4月にはインドネシアで合弁会社PTTYOFIRSTEDITIONを立ち上げた。16年8月期連結決算からは海外売上比率が数%程度になる見込み。
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