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新聞・通信社、戦後70年でデジタル展開 蓄積データ、取材力を活用

宮浦慎

デジタル活用で若者へアプローチ

終戦から70年を迎えた8月15日、新聞・通信各社はさまざまな特集を組んだ。戦争の記憶や教訓を次代に伝えようと、長期連載を展開している社は多い。デジタルに目を向けると、紙面連載をまとめたページに未掲載写真や動画などを加える試みがあった。記事(テキスト)、写真、動画、グラフィックス、音楽などを組み合わせた「イマーシブ(没入型)」と呼ばれる表現手法を活用し、若年層にも関心を持ってもらおうと工夫を凝らす。地方紙の中には、県外・国外への発信を意識した試みも見られた。当時の戦況の変遷などを伝える独自コンテンツを展開する社もあった。

新聞離れが進む中、各社はデジタルを活用して若者へのアプローチを狙う。静岡新聞は連載「轍(わだち)しずおか戦後70年」を、紙面では未掲載の写真、動画などを加えて再構成してサイトで発信している。シンプルで縦に長い画面設計にすることで、スマートフォンでも読みやすいスタイルで若者の取り込みを図る。

朝日新聞は、昨年末に戦前・戦中の「動く年表」、今年5月に戦後編の「ビジュアル年表」をWebサイトに公開。画面をスクロールすると、背景写真と前景の記事が異なる動きをするパララックスという手法などを用い、イマーシブ・コンテンツとして提供する。デジタルネイティブの若者などが興味を引くようなつくりとなっている。

デジタルコンテンツは、新聞社の発行エリアや国を越えて情報発信できる利点がある。中国新聞(広島市)は2008年に開設したサイト「ヒロシマ平和メディアセンター」で …

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