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ワイドFMが新たな動きと求められるAM各社の変革

明石庸司

災害時対策と難聴解消が目的

TBSラジオ、ニッポン放送、文化放送の在京AMラジオ3社が今年12月からFM補完放送の本放送を開始すると発表した。9月8日のニッポン放送の定例会見で村山創太郎社長が明らかにした。10月にも試験放送を開始し、免許交付後の12月から本放送を開始する見通し。また、各地のAM局も同様の動きを見せており、来年には全国のラジオ局の約半数で放送が開始される見込みだ。

FM補完放送は、中波(AM)局の難聴解消と、災害時への対策のため実施されるもの。

東日本大震災を契機に災害時の情報源としてのラジオが改めて注目された。その一方、都市部を中心に高層ビルの増加や、電子機器の普及によりAMラジオの聴取が難しくなっており、難聴対策が課題となっていた。

また、AMラジオは電波の特性から送信用アンテナが大きく、平野部に設置する必要があることから、送信所が河川や海の近くに設置されている場合が多い。地震や洪水、津波などの災害時に影響を受ける可能性があった。実際、東日本大震災では、東北放送の送信所が津波の被害を受け、一時送信ができなくなった事例があった。

こうした背景から、AMラジオのネットワーク強靭化のため、FM中継局を拡大することになった。

総務省は2014年春に、これまで「外国波混信対策」のみで認めていた、FM方式によるAMラジオ放送の補完中継局に関する条件を大幅に緩和。前述のとおり、都市型および地理的要因による難聴対策と …

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