ガスト愛とデータドリブンな戦略で顧客ニーズを読み解きブランド価値向上に挑む
次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はすかいらーくホールディングスで活躍する山本愛莉さんに話を聞いた。
R30のホープたち
次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は、セメダインの事業戦略室 マーケティンググループで活躍する篠原 泉さんに話を聞いた。
セメダイン 事業戦略室 マーケティンググループ宣伝担当 篠原 泉さん(しのはら・いずみ) 26歳
千葉県出身。東京女子大学現代文化学部卒業。大学では女性史・アメリカ社会史を専攻し、卒業論文のテーマは「アメリカの肥満問題」。卒業後、2012年にセメダイン入社。入社から現在まで同部署で一貫して企業の宣伝広告活動、ブランディング活動に携わる。趣味は水泳・茶道。
「最近接着剤を使うこと、ありましたか?」。そう質問するのは、セメダイン 事業戦略室マーケティンググループ広告宣伝担当の篠原泉さん。黄色いチューブに入った接着剤「セメダインC」は同社の看板商品であり、40代以上のブランド認知率は非常に高い。しかし現状は、「セメダインと聞くと、みなさん“懐かしい”という答えが返ってくることが多い」と言う。それは、ともすれば現在はあまり使用されていないことを意味する。「私たちはセメダインとずっと向き合っているので、みんなが接着剤を求めているのではないかとつい思ってしまいがちです。でも実際には、普段、接着剤のことを考える人はほとんどいません。そのため企画を考える際は、常に接着剤になじみのないお客さまの目線を忘れないようにしています」。
篠原さんは今年入社4年目。入社と同時に今の部署に配属されたが、学生時代にマーケティングに関する勉強をしていたわけではなく、当初はその人事に驚いたという。しかし広告やSNSによるプロモーション、イベント・展示会の運営などの仕事について「今はこの部署で仕事ができて、とても楽しいです」と話す。
広告宣伝を行う上で一貫して重視しているのは …