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激変するメディア環境とテレビの未来

テクノロジーの進化で変わる テレビCMの効果測定と視聴データ

編集部

広告主のマーケティング投資の最適化を求める動きが今、テレビにも向きつつある。テレビの視聴者データをより緻密に把握できるサービスや技術が登場しているなか、広告主はテレビというメディアをどのように活用していけばよいのか。

「新世紀テレビ大学」は、エム・データ主催のもと、ネットとの融合で新たな境地を拓きつつあるテレビの今後の姿について議論する趣旨で行われた。

テレビCMの出稿にも“運用”の発想が必要

7月10日に東京・新橋で開催されたカンファレンス「新世紀テレビ大学」の会場は参加費5000円と有料ながら、多くの参加者でにぎわっていた。

テレビ業界をはじめ関係者が注目する「Hulu」を運営するHJホールディングスの船越雅史社長、「d TV」を運営するエイベックス・デジタルの村本理恵子常務ら、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス企業によるディスカッションの他、デジタルインテリジェンスの横山隆治氏とスイッチ・メディア・ラボの福羽泰紀氏の講演、対談も行われ、広告主企業のテレビメディアに対する課題感も反映された内容となった。

秒単位で収集・分析した個人視聴率データをリアルタイムで提供するスイッチ・メディア・ラボなどが、日本でサービスを開始したことに伴い、テレビに関わるデータに対する広告主の関心が高まっている。オンラインでは可能な精緻なターゲティング、広告の効果測定、それに基づく出稿プランニング、最適化をテレビの世界でもどうにか実現できないものか…。近年におけるテレビというメディアに向き合う広告主の視座も、シビアになってきている。

「テレビの打ち方を見直したい」というクライアント側のニーズが …

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