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研究室訪問

ドラッグストアのデータに注目 ID-POSの活用可能性を探る

本藤貴康(東京経済大学 経営学部)

ID-POSマーケティング 
顧客ID付き購買データで商品・ブランド・売り場を伸ばす 

本藤貴康・奥島晶子 著

本藤氏のお勧め書籍は『ID-POSマーケティング―顧客ID付き購買データで商品・ブランド・売り場を伸ばす』(英治出版刊)、同氏が奥島晶子氏と共著で執筆。

マス広告の効果検証にも活用

消費者の実際の行動を理解する上で重要な購買データ。そこで以前より、POSデータが活用されてきたが、近年注目されるのが顧客ID付きのPOS、IDPOSだ。ID-POSとは、近年普及しているポイントカードや会員カード(=ID)などで顧客の属性を把握したPOSのこと。

ID-POSであれば商品別の売上動向だけではなく消費者別の動向も検証することが可能。「誰が、何を、何と一緒に、いつ、いくつ、いくらで、何の購入の前に、何の購入の後に売れたか」まで詳細に把握することができる。この日々蓄積するデータが、小売業界のマーケティングのヒントとなる。顧客が買い物をし、その人に合ったクーポンをレシートと一緒に発行するのも、使用例の一つだ。

「ID-POSの活用法として、私がいま関心をもって検証しているのが、マス広告の効果の把握。ID-POSは検証型ツールとしても機能すると考えている」。

こう話すのは、東京経済大学経営学部教授の本藤貴康氏。デジタル化が進み、さまざまな顧客接点でデータが収集できるようになっているだけに …

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