グーグル、音楽配信サービスで
広告付き無料版の提供を開始
現状、対象国は米国のみ。
グーグルは6月23日、音楽配信サービス「Google Play Music」で、広告付き無料版の提供を開始した。同社の上級副社長の一人は、「消費者は音楽に多くの時間を使うようになっており、音楽配信サービスは広告媒体としての重要度が増している」と話す。広告はアド・ネットワークの「Google Display Network(GDN)」経由で配信。また、広告代理店として、オムニコム・グループが名乗りをあげた。
無料版では、気分やジャンルなどに合わせて用意された楽曲リストを再生したり、好みのミュージシャン・アルバム・楽曲のタイトルからリストを作成することもできる。Webブラウザ版に続きiOS・Android版での提供もスタートし、いずれも対象地域は米国。
同社は2013年に音楽配信サービス「Google Play Music」有料版のサービスを開始、翌14年には傘下のYouTubeでも招待制の有料音楽配信「YouTube MusicKey」をスタートした。いずれも利用料は、競合の「Spotify」や「Apple Music」と同じ月額9.99ドル(約1240円)。今回の無料版の提供により、競合サービスからの利用者奪取を狙う …
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