急成長する女子プロ・アマスポーツ界に 熱い視線を送る米国企業
マーケティングリサーチ会社のスポンサーユナイテッドは、2024年2月、「米国のプロ女子スポーツ界のスポンサーシップ数は前年対比22%増※1」というデータを発表した。アマチュアスポーツ界においても、3~4月開催の「NCAA女子バスケットボールトーナメント(通称マーチ・マッドネス)」は異例の盛り上がりで、米国女子スポーツ界は今、企業の大きな関心を集めている。
米国広告マーケティング事情
新たな手法やテクノロジーなど、米国企業が取り入れ始めている最新のマーケティング実例を現地よりレポートする。
ケーブルテレビの普及が進んだ国として知られる米国。しかしその米国で、ケーブルや衛星放送などの有料テレビサービス加入世帯数が2013年に初めて前年対比で減少した。「ケーブルテレビのコードを切る」という意味で「コード・カッティング」と呼ばれる現象が年々加速しており、マスコミやマーケティング業界の注目を集めている。
マーケティング会社Experian Marketing Servicesの調査によると、有料テレビサービス未加入世帯の割合は、2010年の4.2%から、現在は7.3%まで上昇している …