NHK 連続テレビ小説『ごちそうさん』にヒロインの義妹・西門希子役で出演し、一躍名をはせた高畑充希さん。演技だけでなく卓越した歌唱力を評価する声も多い、関西出身の彼女の才能と素顔に迫る。
高畑充希(たかはた・みつき)
大阪府出身。2005年、山口百恵トリビュートミュージカル主役オーディションでグランプリを獲得しデビュー。舞台『ピーターパン』(8代目)を6年間演じた。今後の活動として7月にWOWOW連続ドラマW『煙霞』、8~9月に公演舞台『靑い種子は太陽のなかにある』などが控え、年末に10周年を記念したライブも予定。また「みつき」名義で音楽活動も行っている。
スタイリスト/大石 裕介(DerGLANZ)
ヘアメイク/吉川 陽子
衣裳協力/ワンピース&スニーカー Bernet(03-6304-9200)
ピアス camino(www.vintagescamino.com)、ソックス スタイリスト私物
足立▶ 『ごちそうさん』、観ていましたよ。
高畑▶ ありがとうございます。
足立▶ しゃべらない演技が絶妙で、逆にインパクトがありましたね。
高畑▶ 最初に台本を見たとき、私のパートのほとんどが「…」だったので、びっくりしました。本当は話したくて話したくて。これまで舞台の上ではどちらかというと、言葉やアクションで表現を膨らませることが多かったんです。でも台詞がなく、ただそこにいるという役は新鮮でもあり、あの役を通じて、役者として一皮むけられたように思います。
足立▶ お会いしてみて、役とはずいぶんイメージが違うなと思いました。
高畑▶ 関西人なので普段はよく喋りますよ。いつもは関西弁ですし、関東の人は会話のテンポが遅いと思うくらいに関西人です(笑)。
足立▶ 『ごちそうさん』以降、周囲の反応も変わりましたか。
高畑▶ そうですね。やはりテレビ、朝ドラの威力はすごいなと …