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データドリブンマーケティング

早稲田アカデミー、資料請求数が25%アップの裏側

早稲田アカデミー

学習塾の早稲田アカデミーは、明確な目標設定とデータ分析によるユーザーの可視化によって、既存サイトをリニューアルすることなしに資料請求数を大幅に引き上げた。

資料請求したユーザーとしなかったユーザーが閲覧したコンテンツをそれぞれ分析し、コンテンツの配置やUIの改善を重ねることでより高いコンバージョンにつながった。

成果を3つの指標で測る

小学生から高校生までを対象に学習塾147校(2015年3月現在)を首都圏で展開する早稲田アカデミー(本部・東京都豊島区)は、生徒募集のプロモーション施策をここ数年でデジタルにシフトし、成果を上げている。特に既存のWebサイトの見せ方や動線設計について、ユーザーの行動を細かく分析し改善を重ねることで、資料請求数を従来比で25%向上させることができた。

現在、同社はアイ・エム・ジェイとパートナーシップを組んでいるが、デジタルマーケティングのパートナーを変更した際、KGI(重要目標達成指標)を資料請求、KPI(重要業績評価指標)を訪問数、資料請求フォームへの到達率、到達後の申込み完了率の3つに定めた。これらの数値を上げる施策を進めるとともに効果を測定し、さらなる改善につなげることでPDCAサイクルを回している。例えば、SEO施策を実施することで訪問数を増加させ、ページ下部やページ中段に資料請求フォームへの動線を設置することで、到達率を向上することができた。完了率の改善に関しては、入力必須の項目を精査し、心理的にもユーザーに負担のかからないフォームへ改善させ、数値を大きく引き上げた。

資料請求に至るプロセスを分析

小・中・高それぞれのコースで …

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