企業の思想やメッセージを、一般生活者に伝える役割を果たすコピー。コピーの力が効果的に作用し、広告の話題化やメッセージの浸透、人々の行動変容につながった事例を紹介します。
フンドーキン醤油
「FUN」シリーズCM

アドフェスト2015で絶賛されたフンドーキン醤油の「FUN」シリーズCM。若い男女、さらには子どもたちが、タコと格闘したり、フライパンを焦がしたりと、料理に悪戦苦闘する姿がリアルな映像で描かれている。コピーは最後に一言だけ。「失敗しよう」。
60秒間、ほぼ映像のみの構成だが、企画の中心に「FUN」という思想、そしてその考え方と消費者をつなぐ「失敗しよう」という言葉(=誘い文句)が大きな役割を果たしている。等身大のコピーでありながら、生活の中における商品の立ち位置を示し、さらには「料理が苦手な人も仲間にする」という効果を発揮している。100年以上にわたり、地域の食を支えてきた企業の懐、「らしさ」も感じられる。
メルセデス・ベンツ
「Mercedes-Benz Connection」

メルセデスブランドの情報発信・活動拠点として、東京(2011年7月~)・大阪(2013年4月~)の国内2カ所で展開している「Mercedes-Benz Connection」。“つながる・つなげる”をコンセプトに、メルセデスの最新モデルや限定モデルの展示、試乗体験のほか …
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