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付加価値の正体とは? コモディティ時代に選ばれるブランド

「機能性ビール類」主要4商品の戦略とは

アサヒビール/キリンビール/サッポロビール/サントリービール

―大手4商品の担当者を直撃!

アサヒビール「スタイルフリー【プリン体ゼロ】」
高アルコール度数と爽快な口当たりで差別化図る

――現在の課題や今後の強化ポイント

既存の「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」の商品に関しては、「おいしさ」「満足感」の面ではまだまだ発展途上のカテゴリーであると認識しています。「スタイルフリー【プリン体ゼロ】」は、「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」という高い機能を持ちながら、満足感のあるのどごし・飲みごたえを持った商品として開発しました。現在も、さらなるおいしさの実現に向け、研究開発を継続しています。

――他社商品との差別化のポイント

高めのアルコール度数という機能とおいしさで勝負したいと考えています。差別化ポイントの1つ目は「アルコール分6%による飲みごたえ」です。アルコール度数を高めに設定することで「プリン体ゼロ・糖質ゼロ」でありながら、満足度の高い飲みごたえを実現しています。2つ目は「爽快な口当たり」。「糖質ゼロ」発泡酒の先駆けとなった「スタイルフリー」の長所である爽快な香気を分析して引き継ぎ「スタイルフリー」ブランドならではの「爽快な口当たり」を実現しています。

――コミュニケーション戦略

広告・販促では「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」「アルコール6%」という3つの価値を伝えることで、高い機能価値と、アルコール分6%による満足感のある飲みごたえを訴求しています。テレビCMでは、所ジョージさんと森高千里さんを起用し、爽やかな世界観を描きました。また、CMソングには森高さんの1994年のヒット曲であり、当社ビール商品のCMソングで採用した『気分爽快』を再採用しました。引き続き、爽やかな世界観の中で「味も満足できる、プリン体ゼロ・糖質ゼロ」「(我慢して飲むものではなく)ポジティブな選択肢としての、プリン体ゼロ・糖質ゼロ」であることを訴求していきたいと考えています。

スタイルフリー【プリン体ゼロ】のコミュニケーション

「スタイルフリー【プリン体ゼロ】」1ケースが当たる「動画クイズキャンペーン」も定期的に実施している。



テレビCM「飲もう6%!登場」篇。爽やかに晴れた初夏の日を舞台に、海が見えるスタジオでセッションを楽しむ設定。

アサヒビール
マーケティング第一部 副課長
渡邊 航太郎 氏

キリンビール「淡麗プラチナダブル」
最先端の製法を採用し、ビール同様の味わいや香りを実現

――現在の課題や今後の強化ポイント

他社も含めて新商品の発売やリニューアルも活発になり、機能性ビール類の市場とお客さまとの距離が近づくことで、今後も市場拡大していくポテンシャルがあると見ています。中でも「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」の「淡麗プラチナダブル」を飲まれているお客さまは、「よりビールに近い本格的なうまさ」を求めています。「淡麗プラチナダブル」は「機能」と「おいしさ」の両立を目指して開発しましたが、今年の6月にはさらに「爽快さ」と「飲みごたえ」を磨き、リニューアル発売します。今後も機能性ビール類を飲まれるお客さまのニーズにお応えすべく …

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