
第7回日本マーケティング大賞に選ばれた「道の駅」。
大賞は「道の駅」による地方創生
2014年度の優れたマーケティング活動を顕彰する「第7回日本マーケティング大賞」(主催・日本マーケティング協会/協力・日本マーケティング学会)が発表され、「『道の駅』による地方創生マーケティング」(全国「道の駅」連絡会)が大賞に選ばれた。賞の結果については前号で速報しているが、過去の受賞事例も合わせ詳しく紹介したい。
道の駅は、今や地域の活性化に欠かせない社会インフラとなっており、観光集客や雇用機会の創造などの「地方創生」でも大きな期待が寄せられている。現在、全国で1059駅が登録され、年間購買者数は2億1000万人、年間売上高は約2100億円に上る。旅行者、地域住民、農産物生産者、地方自治体、道路管理者すべてのステークホルダーがWin-Winとなるビジネスモデルは斬新で、まさに日本発のユニークなマーケティング事例と言える。国や中央組織が指示して管理するのではなく …
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