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【特別座談会】2015年度の消費者インサイト注目トピックス

アイランド 栗飯原理咲×アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所 河村めぐみ×サザビーリーグ 林光洋

消費者の趣味・嗜好が多様化しており、消費トレンドや消費者マインドを一概には捉えにくい時代。消費者インサイトに精通し、新しい事業の立ち上げにも携わる担当者が、2015年度に注目しているトピックとは?

─まずは皆さんの日頃のお仕事について、ご紹介ください。

河村▶ お客様生活文化研究所は、その名の通り、所属部員がそれぞれの担当領域を持ってお客さまの生活文化を研究しています。商品や市場のまわりだけではなく、生活者のライフスタイルも踏まえた商品提案が必要なのではないかという問題意識の下、2000年に発足した部門で、中でも私は「感度の高い消費者が、どこに向かっているのか」をテーマに研究を行っています。持株会社に移行してから、取り扱う商材が酒類、食品と多岐にわたるようになり、生活者のライフスタイルを理解・把握した上で商品開発やコミュニケーションを行うことがますます重要になってきていますが、現場の社員は日々の業務や目下の目標に追われ、世の中の動きを俯瞰的に捉えるのがなかなか難しい部分もあります。また、定量調査で取得できるデータが増えたために、ついデータばかりに目を向けて、店頭を深く観察することが疎かになりがちな実情もあります。広く世の中に目を向け、画面上の数字に捉われることなく、その背景にある事象を読み解く。日々の研究と報告を通じて、そのためのサポートを行っています。

林▶ 新卒で入社した会社で8年間、箱根のリゾート開発などに携わり、大手IT企業のEC担当事業部長を経て、サザビーリーグへ来てからようやく半年が経ちました。サザビーリーグへの転職を決めたのは、もう一度、軸足がインターネットでない活動をしたいと思ったからです。現在、特に力を入れていることの一つに、新たなライフスタイルビジネスを創造するインキュベーションプロジェクト「Lien PROJECT(リアンプロジェクト)by The SAZABY LEAGUE」があります。ベンチャーというとネット関連の話と思われがちですが、ネットを軸足としないベンチャーを志す人は想像以上に多いもの。志の高さもネットベンチャーに勝るとも劣りません。こういう人たちにもっと光を当てたいと思い、プロジェクトを発足させました。こうしたプロジェクトでは、100件エントリーがあれば多いほうですが、本プロジェクトへのエントリーは250件以上。応募者が自らの構想を熱弁するプレゼンは、どれも魂が込もっていて、思わず感動してしまいます。すでに事業化しているビジネスの、さらなる成長を目指した資金調達を目的とする人も多く、プレゼンを聞きに来る500人超のオーディエンスとのビジネスマッチングの場として始めました。

粟飯原▶ 当社・アイランドでは、2003年から女性向けの「テーマ特化型ライフスタイルメディア」を運営しています。全国のおいしいお取り寄せ商品を紹介する「おとりよせネット」、日本で最も多くの料理ブロガーを抱えるお料理ブログサイト「レシピブログ」、日本で初めて朝型生活にフォーカスしたサイト「朝時間.jp」の主に3つを運営しており、月間ユニークユーザーは合わせて約300万人にのぼります。ユーザーには …

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