バーチャルな陣取りゲームが現実世界に浸食中
スマートフォン向けの位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」について様々な場面で見聞きするようになり、知人の中にもユーザーが増えてきた。このゲームもいよいよ広まってきていると感じている。イングレスはグーグルの社内スタートアップNiantic Labsが開発したスマートフォン向け陣取りゲームである。2013年12月に正式運用され、現在は世界で500万人以上のユーザーがいるという。
このゲームは2つの勢力のいずれかに所属し、世界各地に存在する「ポータル」と呼ばれる拠点を奪い合い、ポータル同士をつなぐことでできる「コントロールフィールド」と呼ばれる領土を広げていく陣取りゲームである。最大の特徴はゲームフィールドがGoogleマップそのものであるということだ。これにより、ゲーム内のバーチャルな世界と現実の世界が完全に一致する。もちろんポータルも現実のものが用いられている。
バーチャルとリアルの価値が行き来する
ゲームを進めていくためにはポータルを確保していくことが必要となる。ゲームを楽しむためには …
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