インバウンドビジネスの活況を象徴するものの一つとして、日本ならではのお土産品がある。お土産ブランドのカギを握るパッケージのデザインについて、国内外で数多くの事例を手掛けてきたブラビス・インターナショナルの笹田陽勇氏に聞いた。
「東京カンパネラ」はカンパネラブルー(特色)を採用し、視覚的な差別化を図った。
品質の象徴とされる日本語の文字
「日本のパッケージデザインは期待していたものとは違い、情報量が多くごちゃごちゃしている」と海外の方からよく言われます。日本に対するイメージが「シンプルモダン」「禅」「ミニマリズム」といったものであるだけに、そのギャップは大きいようです。
お土産ブランドとして毎年多くの商品が誕生し、その競争は激しさを増していますが、店頭で足を止めるだけでなく買い物かごに商品を入れてもらうためにも、お土産としてのパッケージデザインがカギを握ります。規制などの都合上、表示しなくてはならない情報があるのも事実ですが …
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