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広告業界トピックス

日本語がない!?OOHによる訪日観光客向け広告が活況

オリコム 吉田勝広(デジタルサイネージコンソーシアム理事)

三越銀座店は、中国人観光客向けに中国語による広告訴求を展開した。

中国語で書かれた広告

今年1月下旬から2週間、三越伊勢丹ホールディングスは、三越銀座店の広告でOOHメディアを使った。銀座駅に掲出されていたのは、中国語で大きくキャッチコピーが書かれた大型ボード広告だ。驚いたことに、ロゴ以外日本語が見当たらない。担当者に聞くと、「ようこそ銀座へ!春節をお祝いします!」という意味だそうだ。同時に商品名や価格などは掲載されていないが、多くの商品写真が並んでいた。化粧品やジュエリーの他、日本茶や日本のウイスキー、重箱、錫製徳利、箸、ぐい呑み、南部鉄器の急須など日本ならではの商品が多くあった。

これは、初めて銀座に来た人や、まだ銀座三越に来店したことがない中国の観光客に向けたものだという。観光バスで地上に降りる人は銀座三越の存在はわかるようだが、地下鉄を利用する人には伝える手立てがなかったため、取り組みを始めたそうだ。すでに昨年も実施していたとのこと。

東京の観光名所として、外国人観光客も多い銀座。三越銀座店は …

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