オフィス移転
モール内に登場した見に行けるテレビ局


「OHKまちなかスタジオミルン」として、イオンモール岡山の5階にスタジオを、6階にオフィスフロアを開設。「見に行けるテレビ局」として活動中。
年間2000万人の来館者の息づかいを感じながら制作
2014年12月に岡山市にオープンした「イオンモール岡山」は、これまでの郊外型イオンとは異なり、駅前という新たな立地に挑戦した「大規模都市型商業施設」である。規模は中国四国地方最大級。イオンモールの旗艦店と位置づけられ、イベントホールの併設など新しい取り組みがなされている。
その取り組みの目玉の一つが、ローカルテレビ局岡山放送が同モール内に構える「OHKまちなかスタジオミルン」である。単なるサテライトスタジオではない。番組制作機能のすべてをモール内に移転している。報道局、編成制作局や技術局の一部、CG室など約70人が勤務し、テレビ局の番組制作機能すべてが商業施設に入るのは全国でも初となる。スタジオはガラス窓越しに外から自由に覗けるようになっており、番組制作の様子が見学できる。同モールを地域の情報発信拠点にしたいと考えていたイオンモールと岡山放送の思いが一致し、新たなチャレンジとして入居を決意した。
同モールに場所を移すことで、テレビ番組の制作にはどんな変化があったのか。「打ち合わせからリハーサルまですべてを見られながらの生放送は、初めての体験です。収録中に外のお客様の反応をダイレクトに見ることができたり、出演者がお客様に手を振りコミュニケーションを取ったり、カメラがスタジオ外のお客様の熱気を映し込むこともあります。作る側と見る側の双方向のやりとりが生まれています」と岡山放送 企業広報担当の竹下美保氏は話す。年間2000万人の集客がある同モールに入居することで …