映画『サイコパス』の世界さながら、自分の犯罪係数が計測され、悪いと登場人物に「執行」された。
映画のストーリーの世界観を再現
東宝は、2015年1月9日から上映されたアニメ映画『劇場版PSYCHO-PASSサイコパス』のプロモーションでOOHメディアを使用した。注目は、丸ノ内線新宿駅で一週間実施した展開だ。高さ約2メートル、左右約15メートルの大型ボードに、デジタルサイネージ4台をマルチ画面にして3カ所に設置。映画のストーリーの中心にある世界観を見事に表現した。
この映画にある近未来の日本では、人間のあらゆる感情や社会病質的心理傾向は、「シビュラシステム」と呼ぶものによって計測され、管理されている。その値が「サイコパス(係数)」だ。犯罪を犯す可能性が高い者は数値が高く表示され、係数が一定値を超えると、治安維持にあたる主人公の公安局刑事たちが裁くというものだ。ここでは、このシステムを再現。鏡のように目の前が映るサイネージ画面に通行者が立つと …
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