BtoC施策
料理を「作る人」「食べる人」双方にアプローチ

クックパッドとのコラボレーション(上)や、移動販売車「Kiyora EGG Bar Stand」の展開(下)で、料理を作る人・食べる人の両方にアプローチする。
たまごのプロモーションにアイドルやモデルが登場
広島県福山市に拠点を置く鶏卵会社のアキタは、ブランドたまご「きよらグルメ仕立て」のPR企画として、渋谷パルコ前に移動販売車「Kiyora EGG Bar Stand」を設置し、スティック状のたまごスナック「Kiyora EGG Bar」を、2014年11~12月の期間限定で販売した。
記者発表には、白石麻衣、中元日芽香など、人気アイドル乃木坂46のメンバーから5人が参加。メニュー開発は世界的に著名なパティシエのステファン・ヴューが監修。また、EGG Bar Standの1日店長として、女子中学生、女子中高生に人気のモデル 舟山久美子と大倉士門が登場するなど、華やかなキャンペーンとなった。これらの施策により、「きよら」の認知は、若年層を中心にSNSで一気に拡大した。
なぜ鶏卵会社が若年層に向けてキャンペーンを打ったのか。キャンペーンの仕掛け人であるアキタ 経営戦略室長の山﨑俊明氏は次のように語る。「通常の鶏卵会社は、流通に向けてプロモーションを行うBtoB型の戦略をとりますが、アキタでは流通をビジネスパートナーと位置づけ、専門誌への出稿など流通向けの商材戦略は一切止めました。今は、ターゲットを消費者に絞っています」。
さらに、消費者を料理を「作る人」と「食べる人」に分け …
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