2014年夏のブランドリニューアルから3カ月で売上が前年比170%増を記録したポーラの化粧品ブランド「POLA APEX(ポーラアペックス)」。選ばれるブランドになるため、エンターテインメント性を重視するなど、新しい顧客体験価値の提供に取り組んでいる。

異色なクリエイティブとして話題を呼んだ交通広告。
きっかけはブランド認知度の低迷
低額商品と高額商品の二極化が進む化粧品市場。その中で最近、1本1万円のローションなど特に高額の商品をラインナップする「APEX」が注目を集めている。
2014年夏のブランドリニューアルから3カ月で売上が前年比170%アップし、店頭で実施するスキンチェックの件数が前年比1.5倍となる約27万件に達した。リニューアルに合わせて展開した「鏡を、疑え。」のコピーと、女性の顔をその人の肌の状態を示すレーダーチャートに合わせて変形させた広告は、化粧品としては異色のクリエイティブで話題を呼んだ。
競合他社も利益率の高い高額商品に注力し…
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