世界のリーダーが集結未来のマーケティングを議論
9月24・25日に東京で2500人の聴衆を集めて開催された「ワールド・マーケティング・サミット」。前号に引き続き、今回は各セッションの内容を中心にレポートする。
開会式では安倍晋三総理大臣のビデオメッセージを上映。「世界が日本経済の復活に大きく注目する中、日本をテーマに、そして、日本でサミットが開催されることを嬉しく思う。地方創生にあたってはコトラー教授の『顧客志向のマーケティング』を重視する。政府をあげて現場に積極的に出向き、地域の魅力やニーズ、意欲あふれる取り組みを把握し、従来とは異次元の大胆な政策を展開する」と述べた。続いて、茂木敏充元経済産業大臣が日本を取り巻く環境が大きく変わっている中、マーケティングの重要性は変わらず、政治においてもマーケティングの考えを採り入れていくと述べた。
最初のセッション1のテーマは『マーケティングに期待されていること 世界の叡智と2人の経営者が語る』。現代マーケティングの父・フィリップ・コトラー教授、ネスレ日本 高岡浩三社長、サントリーホールディングス 新浪剛史社長のほか世界のマーケティング・リーダーによるディスカッションが行われ …
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