第10期受験は756人
日本プロモーショナル・マーケティング(JPM)協会は、東京・大阪・名古屋の3会場で、プロモーション職の高度専門職能を公に認める「プロモーショナル・マーケター(PM)」認証資格試験を、2014年11月2日に実施した。当第10期の総受験者数は756人で、10年間の累積受験者数は8055人に上る(図)。
試験内容は、午前の部が、プロモーションの基本知識の試験。(1)プロモーショナル・マーケティングの体系と計画(2)プロモーション手法の計画と展開(3)プロモーション・メディア&ツールの制作のそれぞれの重要用語の理解度の試験で、すべて選択式で答える問題。
午後の部は計画立案の「実技試験」となり、(1)プロモーショナル・マーケティング戦略の設計演習(2)プロモーショナル・マーケティングの戦術計画(実行計画)の立案演習となっている。
近年、職業能力試験は多様な業種で実施されているが、いずれも、単に用語理解だけでなく、実務への役立ちという視点から、「実技試験」が重視される傾向がある。
この「プロモーショナル・マーケター」認証資格試験でも、1200字程度のマーケティング・レポートに基づいてプロモーション展開の「基本方針」を設定し、さらにこの方向付けを基に、「実行計画」を2時間で作成する「実技試験」が大きなポイントになっている。
実戦的な試験という評価
受験者は、受験動機や認証資格のメリット、また有資格者の社内評価などについて ...
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