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ゼミ訪問

テレビCM分析を通じて現代の仕事観・職業像を描き出す

中瀬剛丸教授(日本大学)

広告やマーケティングをテーマに研究を行うゼミを訪問する本企画。今回は、テレビCMを使った社会分析を行う日本大学の中瀬剛丸ゼミを訪ねた。

下高井戸にある文理学部キャンパスでのゼミ講義

メディアから受ける価値観への影響を知る

中瀬剛丸教授の研究活動には、2つのテーマがある。一つはメディアの変化やメディアの影響を中心とした社会調査研究。もう一つは、学生と将来の職業生活をつなぐキャリア教育だ。メディア調査は、これまで「J-POPの歌詞にみる現代の若者の心情」「CMに見る社会の姿・社会の変化」などをテーマに行ってきた。

「なるべく学生の興味のあるものをテーマに選び、自分たちが普段見ているものからどれだけ価値観への影響を受けているのか、実感してもらうようにしています」と中瀬教授は語る。テレビへの接触は減少しているとは言え、YouTubeなども含め、企業のCMに接していない学生はいない。そこで昨年からはCMをテーマに選び、調査を行っている。

学生たちは、複数のグループに分かれ、各自の関心によって考えた調査テーマに沿って調査を進めていく。例えば…

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