
「テレビCMと倫理」をテーマにしたパネルディスカッション。
10月1日に設立40周年を迎えたJARO(日本広告審査機構)が同日都内にて記念シンポジウムを開催、約400人が来場した。「テレビCMと倫理」をテーマにしたパネルディスカッションにパネリストとして登壇したのは、資生堂コミュニケーション統括部メディア戦略室の羽生浩一室長、テレビ朝日 番組審査室番組審査担当の泉山一仁部長、国民生活センターの松本恒雄理事長、東北新社の中島信也専務の4名。コーディネーターは弊誌編集長の田中里沙が務めた。JARO40年の歴史の中で、CM表現をテーマにイベントを行うのは初めてのことだという。
ディスカッションでは、JAROに寄せられる代表的なクレームと共に、その事例となるCMを紹介し、それを元に議論が行われた。「およそ想定されないところからクレームが出てくるのが今の世の中。倫理には幅があっていいが、逸脱は駄目」(松本氏)、「一度に何百万人もの人が見るCMでは…
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