受験生の絆を深めるメッセージバトン 全国各地をめぐるリアル応援施策
駿河台学園は2024年12月から「駿台つながるキャラバン」を実施。全国各地の学校をキャンペーンカーが訪れて、受験生が書いたメッセージを届けていくというもので、「カロリーメイト」とのコラボで実現した。
EDITOR'S PICK キャンペーン
「さがみロボット産業特区」特設サイト。行政のものとは思えない自由な表現は、県のサイトから独立したドメインで展開することで実現した。
http://sagamirobot.com
神奈川県の「さがみロボット産業特区」は、相模原市、平塚市、藤沢市など、さがみ縦貫道路沿線地域を中心に10市2町で構成される地域活性化総合特区である。発足は2013年2月。元々、同地域にはJAXAや日産自動車、三菱重工業など先端技術を持った企業などが集まっており、神奈川県の研究開発人口の約5割が集中している。
ここに注目したのが神奈川県の黒岩祐治知事で、規制緩和や実証実験のための環境整備、さらに優遇措置により企業誘致を行い、生活支援ロボットや災害対応ロボットなどの開発拠点地域にしたいと自ら発案し、精力的に取り組んでいる。
この特区を成功させるには、県内外に広く「さがみロボット産業特区」の言葉を広め、「ロボットと言えばさがみ」という地域イメージを生み、誘致につなげていかなければならない。そのためのパートナーとなるクリエイターを探す中で名前が挙がったのが、WPP系のアクティベーション・エージェンシー、ジオメトリー・グローバル・ジャパンの三寺雅人氏だった。三寺氏は、2007年に財政破たんした北海道夕張市を再生する「夕張夫妻プロジェクト」を手掛けており、地域施策の実績のあるクリエイターとして相談に乗ることになった。
ポスター。アトムをシルエットにし、これから生まれる技術を見る人にイメージさせようとしている。
特設サイト内コンテンツ「さがみで生まれる7つのチカラ」。
当初、県の担当者が考えていたのは告知ポスターの制作だった。だが広く認知しイメージを醸成するなら、同じ予算でも…